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ONE OK ROCK・Takaと寺田拓哉が明かした10年以上の深い友情──世界を目指すふたりの絆

2024年6月、日本の音楽界に大きな注目を集めるニュースが飛び込んできた。ロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のボーカル・Takaと、元「CROSS GENE(クロスジーン)」のメンバーで俳優としても活躍する寺田拓哉が、親友関係にあることを公表し、SNSを中心に話題を呼んでいる。

Takaといえば、日本を代表するロックバンド「ONE OK ROCK」の顔であり、その圧倒的な歌唱力とエモーショナルなパフォーマンスで世界中にファンを持つ。かつてはジャニーズ事務所に所属し、NEWSとしてデビューしたものの、音楽に対する真摯な思いから脱退。自らの道を選び、2005年にONE OK ROCKを結成して以降、彼らの音楽は国内外で絶大な人気を博している。特に英語詞を取り入れたアルバム『35xxxv』以降、アメリカを中心に海外進出を果たし、現在は世界ツアーを行うほどの人気を誇る。

一方、寺田拓哉は、韓国系グローバルグループCROSS GENEの日本人メンバーとして音楽活動を開始。日本のみならず韓国、中国でも人気を集めた。俳優としても多くのドラマや映画に出演し、爽やかなルックスと確かな演技力で存在感を発揮している。韓国での活動経験から、韓国語も堪能であり、日本と韓国をつなぐ存在としても知られている。

この二人の友情は、実は10年以上前にさかのぼる。記事によれば、共通の友人を通じて出会った二人は、すぐに意気投合。音楽という共通の情熱を持っていたこともあり、互いを尊敬し合う深い関係を築いてきたという。多忙なスケジュールの中でも、時間を見つけて食事をしたり、旅行に出かけたりするほどの親密さだ。

今回、Takaが自身のInstagramに「長年の親友」「世界に一人しかいない存在」と寺田とのツーショット写真と共に投稿したことで、ファンの間では驚きと喜びの声が広がった。写真からも伝わる二人のリラックスした表情からは、表舞台とはまた違った素顔の彼らを見ることができ、多くの人々の心を掴んだ。

これまで、Takaはプライベートをあまり明かさず、バンド活動に全力を注ぎながらも私生活を大切にしてきた印象がある。ファンとしては、彼にも心から信頼できる存在がいることを知り、安心と嬉しさを覚えたのではないだろうか。一方、寺田も、俳優業を中心に着実にキャリアを積み重ねる中で、公私共に支え合える友人の存在がどれだけ大きいかを実感していることだろう。

Takaは、親からして音楽界のサラブレッドだ。父に歌手の森進一、母に森昌子という、日本演歌界を代表するビッグネームを持つ。だが、それ故に若いころはさまざまな重圧や期待と戦わなければならなかった。その中で「自分自身の音楽」を追い求め、今や海外のフェスでも圧倒的な人気を誇るロックスターへと成長した。その過程には、孤独で苦しい時間もあったに違いない。そんなTakaにとって、寺田拓哉という友人の存在は、心の拠り所だったのかもしれない。

また、寺田拓哉も決して簡単な道を歩んできたわけではない。韓国という異国で歌手デビューし、厳しい芸能界を生き抜きながら、俳優という新たな分野に挑戦。努力を惜しまず、自分の道を切り拓いてきた男だ。国境を越えた活動を続ける中で、どこかで気負い過ぎることもあっただろう。そんなとき、同じく国際的に戦っているTakaの存在は大きな励みだったに違いない。

二人に共通するのは「自分の夢に真正面から向き合う強さ」だ。それぞれが違うフィールドで活躍しながらも、互いの挑戦を心から応援できる関係。それは、「友達」という言葉を超えた深い絆なのだろう。今後、二人がこの友情をどのように育んでいくのか、あるいはもしかすると音楽や映像作品でコラボレーションする未来もあるかもしれない。ファンとしては、そんな可能性にも期待せずにはいられない。

また、Takaは以前から「自分の人生は自分で選びたい」「誰かの影響ではなく、自分の意志で生きる」という信念を何度も語ってきた。そうした姿勢が、親友である寺田拓哉との関係にも現れているように感じられる。誰かに作られた関係ではなく、心から信頼し、尊敬し合える関係。それが今の彼らの絆だ。

今後、ONE OK ROCKは2024年末にかけて世界ツアーを予定しており、さらに活動の幅を広げていく見込みだ。一方、寺田拓哉も俳優業を中心に国内外での活躍を目指しており、今秋には新たなドラマへの出演が噂されている。多忙を極める二人だが、どんなに離れていても、支え合う絆がある。それは見える形ではなくとも、彼らの人生と表現に確かに力を与えていくに違いない。

私たちもまた、それぞれの道を突き進む二人の姿に、励まされ、勇気をもらえるだろう。夢に向かって真摯に生きる――そんな姿勢は、時代を超えて、多くの人の心に響き続ける。