2024年サンリオキャラクター大賞、犬キャラが上位を独占！愛される理由とは？
2024年の「サンリオキャラクター大賞」の結果が発表され、多くのファンの注目を集める中で特に話題となったのは、なんと“犬キャラ”たちが上位を席巻したことです。これまで、さまざまなキャラクターたちが人気ランキングを競ってきたこのイベントですが、今年は犬モチーフのキャラクターたちが圧倒的な支持を得て、一大旋風を巻き起こしています。
この記事では、今回のサンリオキャラクター大賞で犬キャラが上位にランクインした背景や、彼らがなぜこれほどまでに多くの人に愛されているのかを深掘りしながらご紹介します。
サンリオキャラクター大賞とは？
まず、「サンリオキャラクター大賞」とは、株式会社サンリオが毎年実施している人気投票イベントで、195種類（2024年時点）のオリジナルキャラクターの中から、ファンの投票によって人気キャラクターのランキングが決定されます。1986年から始まり、毎年恒例の風物詩としてファンに親しまれてきました。
キャラクター人気は、グッズ展開やコラボイベントの参考にもされるため、サンリオにとっても重要な施策です。そして毎年の結果発表はサンリオファンのみならず、多くのメディアでも大きく取り上げられるほどの注目を集めています。
2024年サンリオキャラクター大賞の結果
今年2024年の結果は多くのファンを驚かせ、また納得させるものでした。上位には犬モチーフのキャラクターが名を連ね、上位5位中なんと4キャラが犬という“犬キャラ旋風”が吹き荒れる形に。
第1位は「シナモロール」、第2位に「ポムポムプリン」、そして第4位に「ポチャッコ」、5位には「バッドばつ丸」が入りました。特に注目すべきは、シナモロールが5連覇を果たし、まさに“無敗の王者”としてその地位を築き上げている点です。
上位を独占した犬キャラたちの魅力とは？
では、なぜ犬キャラたちはここまで支持されているのでしょうか？それぞれのキャラクターの魅力をひもときながら、その理由を探っていきましょう。
■ シナモロール（第1位）
2001年にデビューしたシナモロールは、カフェ・シナモンの看板犬として登場しました。ふわふわの白い体と長い耳、そして空を飛べるというファンタジックな要素も兼ね備えており、男女問わず幅広い世代に愛されています。
近年では、SNSなどでも「癒し系」キャラとして大人気。感情を優しく表現するエモーショナルな投稿や、コラボグッズの展開が多くの人々の共感を集めているようです。
■ ポムポムプリン（第2位）
ポムポムプリンは1996年に誕生したゴールデンレトリバーの男のコで、特徴はベレー帽をかぶった愛らしい姿。ふんわりとした見た目と、おっとりした性格は、忙しい日常の中に“癒し”や“安心感”を与えてくれます。
飼い主との関係性や仲間たちとのほのぼのとした日常も、多くのファンの心を掴んでいます。プリンの世界観に触れるだけで、なんだか心がほっと温かくなる、そんな魅力をもったキャラクターです。
■ ポチャッコ（第4位）
1989年にデビューしたビーグル犬の男のコ、ポチャッコもまた根強い人気を誇るキャラクターです。おっちょこちょいで好奇心旺盛という個性的な性格は、多くの人が“まるで自分のよう”と感じ、共感を呼んでいます。
近年は懐かしのレトロキャラとして再評価される動きもあり、新たなファン層を獲得している点も見逃せません。
なぜ“犬キャラ”がここまで支持されるのか？
日本でも世界でも、犬という存在は古くから人と密接に暮らしてきた動物であり、「忠実」「愛らしい」「守ってくれる存在」というポジティブなイメージを多くの人が持っている動物です。
そうした動物をモチーフにしたキャラクターたちは、自然と親しみやすさや安心感を喚起し、初めて触れるキャラクターであってもすぐに好印象を持たれる傾向があります。また、サンリオキャラとしての個性がしっかりと定着しており、それぞれのストーリーや性格に、多くのファンが心を動かされているのです。
SNSや動画配信の進化も一因
さらに、ここ数年での犬キャラ人気に拍車をかけたのが、SNSやYouTubeなどを通じたコンテンツ展開です。シナモロールやポムポムプリンはTwitterやInstagramなどの公式アカウントで精力的に発信を行っており、日々の投稿がファンとの交流の場としても愛されています。
キャラクター同士の関係性を垣間見れる投稿や、グッズ紹介、ファンアート紹介など、コンテンツが豊富で飽きることがありません。こうしたメディアミックス戦略が功を奏し、従来のグッズ展開以上に、キャラクターへの愛着を深めるきっかけとなっているのです。
ファンとの距離の近さ、双方向性が人気の鍵
犬キャラブームの背景には、何よりもファンとの距離を大切にしてきたサンリオの企業方針があります。キャラクターを一方的に“見せる”のではなく、ファンと一緒に育てていくというスタイルが、長く愛される秘訣となっているのでしょう。
またイベントでの着ぐるみ登場や、オリジナルグッズの販売、カフェとのコラボレーション企画など、リアルな場での触れ合いの機会が多いことも、ユーザーに親しみを感じさせる要因の一つです。
今後のサンリオキャラの展望は？
犬キャラの強さが浮き彫りになった2024年の結果ではありますが、サンリオは多種多様なキャラクターを数多く抱えています。うさぎの「マイメロディ」や、ネコの「ハローキティ」、ハムスターの「ハンギョドン」など、それぞれユニークな世界観を持ったキャラたちが控えており、来年のランキングにも大いに期待が集まります。
また近年では、海外ユーザーからの投票も多くなっており、グローバルなファン層の存在も無視できません。特にアジア圏では、サンリオキャラクターを起用した商品展開やイベントも活発化しており、今後どういったキャラが“世界的ブーム”になるのかも楽しみなポイントです。
まとめ：かわいさと癒しのシンボル、“犬キャラ”の魅力再認識
今回のサンリオキャラクター大賞では、シナモロールをはじめとする犬モチーフのキャラたちが中心となる結果となりました。愛らしさと親しみ、癒しといった犬キャラならではの属性に、感情移入したくなる物語やキャラ設定、さらには運営側の細やかなメディア展開など、多くの要因が彼らの人気を後押ししていることが分かります。
今後も彼らがどのような新たな一面を見せてくれるのか、そしてどのようなキャラクターが新たに台頭してくるのか、毎年進化を続けるサンリオワールドからは目が離せません。童心に返って癒されたい、そんなとき、サンリオの犬キャラたちは変わらぬ優しさで私たちを迎えてくれることでしょう。
