2024年6月16日に開催された漫才大会「THE SECOND～漫才トーナメント～」の結果や、SNS上での反応が大きな話題となっています。今年は2回目となるこの大会。結成16年以上の漫才師による“セカンドチャンス”の舞台として、実力派芸人たちが真剣勝負を繰り広げました。その中で、見事優勝を果たしたのは「ガクテンソク」。彼らの優勝は、漫才ファンのみならず、芸人仲間からも多くの祝福の声が上がっています。
この記事では、「THE SECOND」の概要や大会を盛り上げた芸人たちの活躍、また大会後のSNSでの反響を中心に振り返ります。笑いと感動が詰まった一夜の舞台裏、そして視聴者が感じた思いをまとめてご紹介します。
「THE SECOND」とは？
「THE SECOND」は、フジテレビが主催する漫才トーナメントで、結成16年以上の芸歴を持つコンビが参加条件となっています。つまり、若手の漫才師が活躍する「M-1グランプリ」とは異なり、キャリアを重ねてきた中堅芸人たちにとっての“セカンドチャンス”を意味する大会です。昨年（2023年）第1回大会が開催され、好評を博しました。
芸人たちの実力はもちろん、“もう一度チャンスをつかみたい”“漫才を通して再び注目されたい”という熱意や夢を抱えた芸人たちの姿が視聴者の心を捉え、多くの共感を呼んでいます。
2024年の注目を集めたガクテンソクが優勝
今年の大会では、激戦の末、「ガクテンソク」が見事なネタと完成度の高い漫才で優勝を勝ち取りました。ガクテンソクは、これまでテレビ出演も多く、知名度はありましたが、全国的なブレイクとは言えないポジションにいたとも言えます。そんな彼らが、自らの持ち味を最大限に発揮し、堂々と優勝を収めた姿に、多くの視聴者が「努力が報われた瞬間に感動した」と涙を流しました。
SNSでも、「さすがの仕上がり」「笑いのテンポが完璧だった」「ガクテンソクの漫才は芸術的」といった称賛の声が多数投稿されました。また、過去に舞台中心で活動していた彼らの“全国区”での活躍を期待するコメントも目立ちました。
大会の見どころと出演者たちの存在感
今年の「THE SECOND」では、実力者が揃った見応えある対戦が続きました。ガクテンソク以外にも、ハンジロウ、テンダラー、金属バット、マシンガンズなど、個性豊かな芸人たちがそれぞれのスタイルで笑いを届け、SNS上でも「誰が優勝してもおかしくなかった」「全組見応えがあって、審査が難しいレベルだった」と好意的な反応が相次ぎました。
中でも、ベテランコンビ・テンダラーの登場には、「さすがの安定感」「場の空気を支配する力がすごい」といった驚きと称賛が寄せられ、キャリアによって培われた技術と経験の重みを感じた視聴者も多かったようです。
また、個性的なネタで独自の笑いを追求する金属バットや、社会派ネタで注目を集めるマシンガンズなど、バラエティ豊かなラインナップも大会を盛り上げる一因となりました。
SNSで寄せられた反応と視聴者の声
大会終了後、Twitter (現X) やInstagramなどのSNSには、多くのリアルタイム投稿や感想が寄せられました。その中でも特に多かったのが「漫才の素晴らしさを再確認できた」という声でした。
「THE SECONDを見てから、やっぱり漫才っていいなって思った」「漫才って奥が深い。ベテラン勢の技術を間近で見れて幸せ」といったコメントに代表されるように、漫才という伝統的な笑いの形式を再評価する動きが見られました。
また、「全体的にレベルが高く、見ていてまったく飽きなかった」「感動して涙が出た」「笑って泣けるなんて最高のエンタメ」といったポジティブな意見が目立ち、今回の大会が高評価を得ていたことがよくわかります。
一方で、「順位をつけるのがもったいない」「もっと多くのコンビを見たい」「地上波でこれだけレベルが高い漫才が見られるのは貴重」というような声も多く、「THE SECOND」への期待の高さと、今後の継続を望む気運の高さが伝わってきました。
今後に期待される「THE SECOND」の役割
「THE SECOND」が示したのは、漫才に年齢は関係ないということです。若手だけではない、中堅・ベテランだからこそ放てる“深み”のある笑い。そこに視聴者が心を打たれたことは間違いありません。
また、多くの芸人たちにとって、この大会は“再出発”や“再評価”のきっかけとなる貴重な場です。テレビがメインの舞台ではない芸人たちが、その存在感を全国に知らしめることができるのは、この「THE SECOND」ならではの特徴です。
芸歴16年以上というくくりにより、これまでスポットライトがあたりにくかった芸人たちに新たなチャンスが広がるこの大会は、漫才界にとっても非常に意義のあるものと言えるでしょう。
総括：「THE SECOND」は新たな伝説の舞台に
「THE SECOND」は、単なる漫才コンテストではありません。芸人たちの歩んできた道のり、夢を追い続ける姿勢、そして笑いに込めた思い。それらの要素が複雑に絡み合い、観る者すべての心を揺さぶる大会です。
今年の大会も、多くの人々に感動と笑いを届け、SNS上でもその評価は非常に高いものでした。ガクテンソクの優勝はもちろん、それ以外の出演者たち一人ひとりの存在が「漫才」という芸の素晴らしさを新たに証明してくれました。
この先、「THE SECOND」はさらなる進化を遂げ、多くの人々に支持され続ける存在となっていくことでしょう。漫才が好きな方も、そうでない方も、この大会から何か心に残る“笑い”を感じ取ったのではないでしょうか。
これからも「THE SECOND」に注目していきたいと思います。
